2021年衆議院選挙終わりました。
結果、かなり変化はあった、と感じました。
いつも大変動、を期待をしながら何も変わらないことにいら立つしかないし今回も相変わらずの自民党過半数でしかも維新が急激に拡大してしまったことは予想どおりとはいえ落胆してしまいますが。
日本という国は確実にダメになる道を走っています。
腐敗しているとも落下しているとも終焉を迎えているとも表現できるのでしょう。
それは誰かのせいではなく国民皆がそれを望んでいるのです。
宮台真司氏のいう「加速主義」落ちるところまで落ち切ってしまわないといけない、という考えは恐ろしいのですがそれしかないのかも、としか思えなくなってきます。
その腐敗はあらゆるところで確認することができます。
例えば少子化問題、いじめ問題、児童虐待問題などを解決すると言いながら何十年経っても絶対に根本的に改革しない気質を見れば政策や政府が大きく変化することなど期待できないのがわかります。
「自己責任」という考え方を重視して自分も他人も苦しめてしまう道を選ぶ。
活躍する人、新たな道を見つける人を嫌い貶めてしまう気質、「純粋な日本人」というものに価値を見出そうとする気質などにも成長できない国民であるのが見えています。
教育、福祉なども言い出したらキリがないのですがすべてに同じ気質が作用しているのは確かです。
さてそんな変わり切れない私たちが今回少しだけ変われたようにも思えます。
山本太郎氏が(邪魔をされながらも)議員復活したことも大きな変化に思えますしなにより笑ったのは神奈川で甘利幹事長が落選し立民新人の太栄志氏が選ばれたことです。
これはかなりの大変化ではないでしょうか。
香川県で立民・小川淳也氏が自民党・平井卓也前デジタル担当相に勝ったことはなんとなく理解できますが、自民・石原伸晃元幹事長が立民新人で女性の吉田晴美氏に敗れ去ったのはちょっと驚きでした。
佐賀で立民・原口氏が133票差で当選したのは確かに凄い。一票には意味があるのですね。
とことんまで腐りきってしまえばいい、と思いながらもやはりもうぎりぎりまで来ているのだからこれ以上は我慢できない、とも思っています。
目の覚めるような大激震や奇跡ではなくてもいい、むしろ少しずつ良い方向へと向かって欲しい。
日本に生まれた子どもたちに希望をあげたい。