ガエル記

散策

『機動戦士Ζガンダム』富野由悠季

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機動戦士ΖガンダムTVシリーズ鑑賞中です。初ではなく何度めかの再鑑賞です。

とても面白いのですがなにしろ長いので大変です。その分楽しみも続くわけですが。

 

私はファーストガンダムが好きで『ゼータ』になって離れてしまったクチですが今観なおしてもそれは仕方ないとは思います。

あまりにも人間関係が複雑なうえファーストの登場人物の性質がすっかり変わってしまうのは当時の若い自分には受け入れがたいものだったはずです。

今観ればそうした変化はむしろ素晴らしい演出だと理解できます。しかしその頃はアムロ・レイの描かれ方が「落ちぶれた」ように感じて不満だったのでした。

そういった感情を思い出すと若い頃に作品の意味が解らず年取ってやっと理解できる、ということは確かにあるのだと言えます。

 

というかそういう作品は本当に多いのです。

逆に「若い頃は面白かったのに年を取ってつまらなく感じてしまう」というものもありますがやはり若い時には意味を汲み取り切れなかった、もののほうがはるかに多いのです。

とりあえずかつては理解できなかった『ゼータガンダム』を今は面白い、と思えるくらいには成長した、ということです。

ほんとうによかった。

 

みなさんも「あの作品は最低。めちゃくちゃつまらん」とか「何を伝えたいのかまったくわからないダメ作品」と思っていた過去作品をたまには見直してみてください。

すいすいと理解できてしかも面白い、ということがあるかもです。

それは自分がそれだけ成長したということです。

その間にいろいろなことを学んだ証です。