第3回 Robots 「われらはロボット」
こちらはわたしにとってもとても興味のある題材です。ここではロボットだけではなく人造人間そして人間自体が機械になる世界が紹介されていきます。
ネタバレしますのでご注意を。
ロボットはまだまだ現実生活に密着しているとは言い難いですがそれでも着実に社会が必要としていることを認識させます。
危険な仕事、過酷な仕事をロボットに担わせたい願望は留まることはないでしょう。
そして疑似人間に対する思索は『フランケンシュタイン』の時からすでに深く行われてきました。
未来社会にはロボットやアンドロイドヒューマノイド、そして人間のサイボーグ化が行われないことはないと断言できます。
攻殻機動隊のような義体を人間が拒絶することはあり得ない、と私は思っています。
より高度により精密により美しくなれるのなら人間は必ずその肉体を自分のものにするでしょう。もちろん個人的に斥ける人はいるでしょうが。
映画に登場する優秀なロボットの筆頭が『禁断の惑星』のロビーです。
私もつい先日初めて観ていっぺんで大好きになりました。
物語はシェイクスピアの『嵐』を元にして作られたというしっかりした筋立てでもあります。ロビーほどキュートなロボットはなかなかいないでしょう。
宝石からドレスまで作ってくれるという超優秀な能力を持ち侵入者には容赦しない是非家庭に一台欲しいヤツです。
しかしこういうロボットがいたらマジで人間結婚しないと思います。
ヒューイ・デューイ・ルーイというディズニーの子どもアヒルの名前を付けられたロボットが登場するそうです。未見です。
といってもルーイは名付けられる前に紛失されるらしいのですがヒューイ・デューイのロボットには脚を失った俳優が中に入って演じたとの説明とともにロボットの隙間から顔を出した男女が。
ふたりの若さと美しさにしばし言葉を失いました。ベトナム戦争で負傷したとのこと。この話自体が映画のようです。
そしてこの「小さな人間」が入ったロボット、というアイディアで生まれたのがR2D2なのです。
大好きな『スターウォーズ』で特に好きなのが様々な物語で活躍するロボットたちです。
R2は最初から大好きでした。C3POは小憎らしいですがR2は可愛いからです。
しかしC3POを演じたアンソニー・ダニエルズ氏は魅力的な方でした。素顔で演じて欲しいくらいです。
『600万ドルの男』はほとんど観ていませんwあまり魅力を感じませんでした。
『ロボコップ』は観たと思うのですがこのドキュメンタリーで訴えられているような核心をまったく受け止めていませんでした。
己を恥じるしかありません。
これはキリスト復活の物語だったのですね。
もう一度観てみます。
『2001年宇宙の旅』のHAL忘れられない声です。
確かに気の毒なコンピュータでした。
『A.I.』
甘いSFと言うべきなのでしょうか。
子どもがロボットになった途端、認識はまったく変わってしまうような気がします。特にハーレイ・オスメントくんの困ったような顔が心理作用を起こしてしまうのでしょうけど。
こんな顔のロボットがいたらとても無慈悲にできません。
宗教と魂。
『マトリックス』
現在新しい映画が公開されていますね。私が観れるのはもう少し先になりますが楽しみです。
人間が機械を使うのではなく人間自体が機械に組み込まれてしまう。
未来がどうなるのかは誰にもわかりませんが人間はその先を知りたいという欲求をとめることはできません。
私が生きている間にどこまで世界が変化していくのか。
やはり楽しみなのです。