ガエル記

散策

『如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜』5

14話まで来ました。

さていっそうどろどろしてきました。

 

 

ネタバレしますのでご注意を。

 

 

 

 

玫貴人は皇帝の子を宿す。即位後初の皇子は最も貴重とされる、ということでただでさえ傍若無人な玫貴人はますますつけあがっていきます。特に慧貴妃とはなにかにつけ激しい対立が露わになっていきます。

芸妓出身ゆえに侮られたくない気持ちが勝っていくのです。その勝気は幾度か如懿にも向けられますが、如懿はそのつど回避してきました。

一方如懿の第一の侍女ともいうべき阿箬もまた父親の活躍を皇帝に認められたことも手伝って生来の勝気に拍車がかかります。

 

しかしここらパートのキーパーソンは皇帝の側近宦官王欽です。

なんとも嫌な感じの宦官なのですが密かに皇后の侍女を慕い皇后に取引としてその侍女を娶り毎晩折檻して楽しむ、というとんでもない輩でした。

 

ここで慧貴妃と王欽が奇妙なつながりをもってしまいます。

どうやら慧貴妃は「即位後初の皇子を産む」と言って憚らない玫貴人に良からぬ策略を実行していたようです。

そのためでしょう、玫貴人が産んだ子供は男児だったのですが死産しかも正常な状態ではなかったのでした。皇帝は王欽に子どもの密かな処理を命じます。

さらに皇帝と皇后は「他言無用」を命じたにもかかわらずその噂は宮中に広まってしまうのです。

亡くなった嬰児を運ぶ途中で王欽は通りかかった慧貴妃にその姿を見られてしまったのです。

あまりにもお粗末な見られ方で浅はかとしか言いようがありません。わざと見せたのか?とすら思えます。

 

我が子の姿を見た皇帝は衝撃のあまり落胆しきってしまいます。

その後、玫貴人は見捨てられたと思い詰め首つり自殺を図ります。宮中で自殺は禁忌だというのですが皇帝のあまりの小心ぶりに呆れてしまいます。

そもそもこういう男性の話はよく聞くわけですが皇帝もまったく変わらないわけですな。威張ってはいても傷心の妻をいたわることすらできないなんて男が廃るというものではありませんか。

カッコ悪い人です。

わかってはいましたが。

 

入れ替わるように侍女上がりの儀貴人が妊娠。

 

さてどうなるのか、気になりすぎます。