曹操~2枚目~(イケメンって意味じゃなくて扉絵二枚目と言う意味です。イケメンでもあるが)
中扉絵はマジで二枚目。なにこのかっこよさ。
ネタバレしますのでご注意を。
曹操と呂布の戦いはイナゴの大群によって食糧不足となり一時中断する。
その頃我らが劉備は徐州・陶謙の病床を見舞っていた。陶謙はなんといきなり出会った劉備に跡継ぎになってほしいと頼んだのだ。
良い人、と思ったけどこの方そもそも曹操に惚れたせいで事件を起こしたんだよな。
惚れ込みやすい方なのだ。
とはいえ今度は劉備に惚れ込んだまま亡くなってしまう。陶謙だけではなく息子さんも部下も民までも劉備に太守になっていただきたい、と頭を下げる。
劉備の善男顔がちょっと笑える。目がぱっちりしすぎててwでも私もなってほしい。
そして曹操の方では
許褚登場。
なんとなく名前的にでっぷりしてる人かと思ってたけど案外しゅっとしてた。
住む場所のなくなった軍隊は悲しい。
兵たちは去っていき呂布の軍は寂しくなった。
怒った呂布は対戦しようとするが部下がこれを止める。もう戦力は乏しいのだ。
呂布は悔しさを噛み締めながらも広野をさまようしかなかった。
裏切者、の運命はこうなるのか。
人を裏切り続けた人間はいかに才能があっても愛されることがない。
人々に請われて太守となる劉備との対比が明確だ。
この頃長安・宮中は再び乱れ始めていた。
李傕と郭汜という二将軍が皇帝を我が手にして天下をひとり占めしようと争い出したのだ。
皇帝はたまらず長安を脱し元の都洛陽に逃げ延びるが洛陽はすでに廃墟となっていた。
が帝が洛陽に戻られたことを知った民が復興しようとする様子がいじらしく泣ける。
曹操は星空を見て己の生き様を思案していた。
そこへ皇帝からの使者が到達する。
曹操は「天子を守る者こそ英雄となる」と部下に告げる。
祝いの宴席で曹操はは我が軍こそ最強としながらもふたりの男が気になる、という。
曹操は天下を取ろうと考えている。
天文官もまたぴたりとそうした予言をした。
この帝ってあの時の利口な少年ではないんだろうか。
だとしたらよけい悲しいことでもあるな。どんなに利口でも気品があっても力はないのだ。