二人の時は0・5とｗどうでもいい規則を作ったのでこれで張飛表紙絵7回目。馬超はまだ経歴少ないのに2・5回目と多めです。
ネタバレしますのでご注意を。
すばらしい場面風の音蹄の音が聞こえてきそうです。
絶体絶命の玄徳の前に現れたのは。
張飛だった。追い詰めてきた蜀軍は張飛とその軍に驚き引き上げていく。
玄徳は突然の張飛の出現を問うが張飛はその話は後まずは味方を助けましょうと馬を走らせた。
劣勢だった玄徳軍は張飛の出現で力を得た。疲労の無い張飛軍は蜀軍をなぎ倒していく。驚いた蜀軍は城内へと逃げ込んだ。
玄徳軍も涪城へと引き返す。そこで張飛から報告を受けた。張飛が厳顔を味方にできたこと。
そして巴城からここまで三十数か所の城砦があったのだがすべて厳顔の管轄下であったために難なく通り抜けられたために早く到着できたのだということだった。
玄徳は厳顔に礼を言い厳顔も万民のためなら玄徳に喜んで協力したいと願い出た。
呉蘭と雷同である。ふたりは厳顔を見て捕らえられたのかと問う。
厳顔可愛くて萌え萌えである。厳顔人形欲しい。
厳顔は二将軍に玄徳は曹操のように野望のために兵をだしているのではない。すべて漢朝のため天下万民の平和のために働いておられる。蜀もこのままでは張魯そして曹操に狙われる。ここで劉皇叔に協力して平和な蜀を造っては、と説いた。
二将軍は厳顔の言葉に唸った。厳顔までがそういうのならと二将軍は玄徳に協力を申し出た。
雒城では二将軍が失われ厳顔も玄徳の軍門に降ったと聞きさらに張飛軍が援軍に到着したということで危機を感じていた。
しかし張任はひとり「では張飛を捕えれば味方の士気はあがり敵の士気は落ちる」と計略を練った。猪武者張飛を罠にかけ捕らえるのだ。
翌日張任は自ら囮となって張飛をおびき寄せる。追いかけてきた張飛は蜀の複雑な地形に戸惑い引き上げようとしたがそこを蜀軍が取り囲んできた。
張飛は突破して帰城しようとするが執拗に追いかけてくる。
と、前方に新たな軍の姿が。
趙雲であった。
「張飛よ安心して戦え」と言う趙雲は蜀将を手玉に取るかのように槍で突いた。
力を取り戻した張飛もまた次々と兵を倒す。
「ところで軍師は？」「もうすでに涪城に向かわれている」
玄徳の側には孔明がいつものように寄り添っている。
玄徳は捕らえられた呉懿将軍も説き伏せた。
（懿の字は『如懿伝』で使ったからすぐ出るのだ）
呉懿将軍は孔明に「張任が雒城にいる間は落とせない」と説明した。張任は智謀機略の名将なのだと。
猫みたいな顔した孔明。扇がしっぽみたいだ。
この言葉に呉懿将軍は「この人大ぼら吹きなのか気が変なのか」とあきれる。
金雁橋の辺りを孔明は偵察する。草深い地域と迫った岩を眺めると「いやあよくわかりました」と孔明は呉懿将軍に言う。「これで張任を生け捕ることができるでしょう」
たらりとしてる呉懿将軍おもしろい。「何言ってんだこの人やっぱりおかしい」と思ってる顔。
孔明は魏延に槍組黄忠には薙刀組で張任軍を襲わせ山の東手の小道に逃げさせる。そこへ張飛が兵とともにひそみ逃げてきた張任を生け捕る、という計略である。
趙雲には金雁橋の北に兵をふせておけ。私が張任をうまくおびき寄せ橋を渡らせる。張人が渡ったらすぐ橋を壊し兵はそのまま留めておけ。すれば張任はお主とは反対側に向かうはず。
わあ緊張する。私は間違えそうで無理無理。いやちょっとおさらいします。
皆のみこみいいなあ。
まずは比較的少ない兵で雒城を攻め追い払ってやると張任をおびき出す。張任の勢いに気圧され逃げ惑う玄徳軍を追いかける先に
にゃんこちゃん。また四輪車に乗ってる。
何者だと問う張任に
この程度の采配か、と張任は嘲笑って襲い掛かる。
銅鑼の音が響き左より玄徳右より厳顔が打ってかかった。
戻ろうとすると橋が壊され渡ることができなくなっていた。向こう岸にはたぶん趙雲。
仕方なく川沿いに向かって南に逃げていくとそこには魏延・黄忠の槍組薙刀組が草むらにひそみ通る人馬の足を斬る。なすすべなく張任は岩場に向かって走るしかない。
岩場には張飛が待ち構えており計画通りに走りこんできた張任をあっという間に生け捕りにして縛り上げた。
面白いように捕れましたなあ。
孔明は「我が君あまりくどく強いるのは真の忠臣に遇する礼ではありませぬ」と言う。
「では首をはねよと申すのか」「その忠節をまっとうさせてやるのも慈悲と思います」
こうして張任は首を打たれた。
玄徳はその死を惜しみ金雁橋のかたわらに忠魂碑を立ててやった。
泣けますね。でもあの劉璋やぞ。ううーん。悪い人じゃあなかったかもね。張任にはなにかいい思い出もあったかもなあ。
名将張任の死により要害雒城も危機に陥った。荊州軍は雒城を取り囲む。城の者に呉懿将軍が声をかけた。
蜀の兵が見るとそこには呉蘭将軍、雷同将軍そして厳顔将軍までもがいるのがわかった。
これでは勝ち目はないと知る。
呉懿将軍は「無駄な籠城は犬死となる」と問いかけるが残った将軍が城壁から叫ぶ「黙れ。最後の一兵まで戦うぞ」
これを聞いた兵士は「ごめん」とその将軍を背後から突き落とし将軍は死んだ。
城門は開かれた。
この顔がチャーミングなんだよね玄徳。
まだ残っていた劉璋の嫡子劉循は慌てて北門から僅かの兵と逃げ出した。
こうして雒城にも玄徳の旗がひるがえった。
城の市街は平静に戻った。
孔明は「この上は成都を攻略するのみですが功を急いでは足元を浮かします」と玄徳に進言する。「まずは雒城を中心に付近の州都をなずけそれから悠々成都に迫るがよろしかろうと」
これに玄徳も賛成した。
孔明はさらに次の策を立てる。
ここで法正が提言をする。
「人民を怯えさせるは好ましくありません。私が書簡を持って成都の劉璋を説きましょう」
臣下が「巴西地方のすべての農民を移動させ田畑を刈り水には毒を投じれば荊州軍は百日で飢餓に陥ります」と説いた。
これには劉璋は反対した。
「その作戦は大切なことを忘れている。昔から国王は国を防いで民を安んじるものだ。それは敗戦の策じゃ」
劉璋良いことを言う。
が、次がいけない。
劉璋は背に腹は代えられないと敵の漢中の張魯に援軍を頼むことにした。「蜀の半分をやるから玄徳軍を追い払えと申すのだ」
法正の書簡が通らなかった玄徳軍は綿竹関に駒を進めた。
ここをとれば成都をとるのはたやすいことであった。
腕が互角とみた孔明は引き揚げの銅鑼を鳴らさせ黄忠に「明日わざと負けて山間に引き入れてもらいたいそこに奇兵を伏せておく。いたずらに兵を消耗せぬほうがよい」と命じた。
その策もまた上手く運び玄徳軍は李厳を生け捕った。ここでも玄徳は李厳を説得し味方として綿竹関の費観も説得させて綿竹関は玄徳の入場を許したのだった。
いやあ、気持ちいいほどの孔明の策。
最初から孔明来てればよかったんじゃないｗ
なんだかウルトラマンのTV番組で散々科特隊が足掻いた後最後にウルトラマンのスペシウム光線であっさり怪獣倒しちゃうみたいなｗ（とかいうとウルトラマンオタクから殺されるか(;^_^A）
しかしこの後もっと驚く展開が待ち受ける。
こうご期待。
