ガエル記

散策

『OVERMANキングゲイナー』富野由悠季

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『OVERMANキングゲイナー』再鑑賞、はじめました。

これもかなり後、というかちょい前くらいに観たものです。なんともいえないリズムのある面白さにすっかり参ってしまいましたが、今回観なおしていて前以上に「これはすごく面白いのでは」と思いながら観ています。

主人公のゲイナー、内向きなオタク少年というところはアムロと同じですが、よりひ弱で真面目な感じが却っておかしく好きになってしまうのです。OPでややかっこつけて銃を構える動作がもったりと遅く運動神経鈍い感じが共感させてくれます。

対照的に筋骨たくましく男らしいフェロモンが多量に放出されてるゲインの配置も楽しい。彼にぞっこんになる姫様の家庭教師、幼くてかわいいのにしっかり者のお姫様、アニメ必須の3匹の小動物もキュートです。

そしてなんといってもタイトルロール・キングゲイナーがキュートです。

ヒロイン・サラも魅力的だし、姉御も面白いし、めちゃくちゃ楽しんで観ています。

 

OPEDも楽しく結構大変な設定なのにすべてをおかしく面白く見せてしまうアニメーションスタッフ連のセンスと技術が光りますねー。

 

富野由悠季世界って当たり前ですが、こういうごたついた世界観に共鳴できるかどうかでは入れるか入れないか、ですね。

ガンダム・ファーストはある程度すっきりとした単純さがあって飲み込みやすいんですがそれ以降はぐちゃぐちゃしてくるじゃないですか。

でもそのぐちゃぐちゃ感に富野世界がある気がします。

レコンギスタ』を好きになれるかどうか、ですね。

私はファースト大好きですでその偉業に敬意を持ちますが、それ以降の世界観が好きで好きでしょうがないです。

 

実はファースト以後観ていなかったので、かなり遅れたファンになってしまったのですが、人生タイミングというものがあるので仕方ないでしょう。

今は富野世界に浸れることが幸いです。

 

さて、しばらく『キングゲイナー』楽しみます。