ガエル記

散策

2022年鑑賞記録振り返る

一年間の鑑賞記録を振り返る、ということで1年前などもう忘却の彼方と思って本ブログの1月を見てみたら案外そうでもなくごく最近のことのように思えて戸惑いました。

こういうものでしょうか。

私は新作を観れないので再鑑賞か旧作品の初鑑賞になっています。

 

今年は押井守監督『イノセンス』から始まりました。

その次の次に観た『ソフィーの選択』が今年再鑑賞して記憶に残る一作品でした。

ソフィーの選択』は名作とされているので当然ですが以前の記憶と感想と違ってこの作品が「無慈悲な選択を迫るナチスの恐ろしさ」というより「娘の人格を歪ませてしまった毒親問題」を描いた映画作品だったと気づかされたからでした。

そしてこの映画が単純なナチス映画ではない複雑な構成になっているのも驚きでした。

 

そして1月に出会った『時光代理人 -LINK CLICK-』 李豪凌沼にはまってしまいました。

『時光代理人』私個人としては今年最高アニメに推したいです。

テレビアニメとして無論『水星の魔女』『チェンソーマン』が最優秀賞なのですが『時光代理人』は特別枠です。

 

1月に観た韓国ドラマ『他人は地獄だ』も良かった。

プラダを着た悪魔』も楽しかったです。

 

2月。ジャンプマンガ『タコピーの原罪』読む。

噂通りの衝撃作でした。ジャンプマンガにこの方向性があったとは。

これも「毒親問題」ですね。

 

逆衝撃が『永遠の831』神山健治でした。まさかアニメ『攻殻機動隊』の作り手のひとりがこんな酷いアニメを作るなんてあまりの悲しさにもう彼の『攻殻機動隊』は観たくないとまで思いました。まあ『攻殻機動隊』は機会があれば観るかもですが素晴らしいアニメ作品を手掛けたからといってオリジナル作品は別物と思わねばなりませんね。

 

そして岡田斗司夫ゼミ#428「ホワイト社会を生き延びろ!〜『いいひと』戦略」

岡田斗司夫氏のこの提議は今なお加速して現実化していると思えます。

先日観た『世界で一番美しい少年』も「ホワイト社会」になったからこそのドキュメンタリーと日本での公開と言えます。以前なら「アイドルが使い捨てされるのは当たり前」という認識だったのですから。

 

『ポーラー・エクスプレス』ロバート・ゼメキス

劇場版アニメ枠で今年最高峰(私鑑賞上)です。

ゼメキスの凄さを思い知らされました。この凄さは日本アニメでは無理のような気もします。日本アニメは違う世界観なのでこれは仕方ない。

 

そして『八甲田山』やっぱり日本映画の最高峰です。

小津も黒澤も黒沢も日本人の映画としてはこの映画には勝てない。

最も日本人らしい映画を選ぶのなら第一位にします。

来年始めにまた鑑賞してしまうでしょう。

 

3月。

コードギアス』ずっと気になっていた本作観ました。

『王様ランキング』とにかく作画が良かった。OP素晴らしかった。

ナイト・シャマランにはまる。シャマランの凄さ、計り知れない。

 4月。

進撃の巨人』再読再鑑賞。

スターウォーズ/ローグワン』大好き。来年はディズニー+で『キャシアン・アンドー』続き観る絶対。

もともと『スターウォーズ』派でしたが『ローグワン』と『アンドー』を観たのは最高の出会いでした。

ガンダム』シリーズで『水星の魔女』が産まれたのと同じ感動です。

 

続きます。