ガエル記

散策

『フリーソロ』エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ/ ジミー・チン

まだ『キャシアン・アンドー』再鑑賞終わっていないのですがどうしても我慢できず本作『フリーソロ』鑑賞に切り替えました。

 

いきなり何?って感じですが(今まであまりこういうことはないのです)実はここんとこ突然YouTubeでゆっくり動画にはまっていて歴史ものなどを観てた間は全然良かったのですがある時ふいに「ゆっくり登山解説」を見てしまったのです。

「登山」?

これまで私は「登山」についてほとんど考えたことはなかったのですがもしかしたらものすごく興味があって惹かれていたのではないか?となんと還暦を迎えて初めて思ったのです。

還暦というのは人生が一周したことを意味します。

ここにきて自分が本当に惹かれていたものに気づいたってことかもしれません。

 

子どもの頃「名作全集」を読んでいてその中に「魔の山マッターホルン登頂記」というような作品があり何度も読み返しました。

私はホームズが好きでルパンが嫌いだったのですがルパンが切り立った壁をよじ登る場面だけが好きで何度もよみかえしたものでした。

日本映画では『八甲田山』が最高作品だと思っています。

これだけあれば自分が「登山もの」が好きなのだと気づきそうですがなぜかぴんと来ていなかったのはどういうことだったのでしょうか。

 

それが「ゆっくり登山」動画で初めて自分が登山ものしかも衝撃的な登山に魅力を感じていると自覚したのです。

 

前置きが長くなってしまいましたがこういうわけで突然これから登山モノを集中的に観ていこうと決意しました。

とはいえ今「ディズニー+」に加入したばかりです。しばらくSWものと『ブラックパンサー』を鑑賞していく予定だったのですが気持ちが登山に走ってしまいました。

すぐ飽きてしまうかもしれませんが今は戻れないようです。

 

さて手始めはその「ゆっくり登山」動画「ゆっくりまうてん」さんでも紹介された(と思う)『フリーソロ』です。

しかし映画には本とは違う恐ろしい欠点がありました。

私は高所恐怖症なのです。

 

うわ。

 

アレックスが崖を登っているだけでぞわぞわする。

気持ち悪い。

手汗がひどい(私が)

きき気持ち悪い。

アップは良いけど近景はやめて。

カメラマンさんが「とても見ていられない」と言って後ろを向いてしまったけど人間として当然だと思います。

脚が冷えてきました。

下腹がぞくぞくする。

死にそう。

 

頂まで登った。

よけい怖い。

ひえええ。

どうにかなりそう。

 

アレックス・オノルド。

ほんとうによかった。