46話まで鑑賞。
ネタバレしますのでご注意を。
このドラマの見ごたえの一つは彼、沈星移ですね。
始めは周瑩の夫・呉聘に比べなんとむかつく若旦那であるかと呆れましたが回を追うごとに成長していきます。
最初から凄い女性だった周瑩よりも成長度は大きいのではないでしょうか。
若旦那らしい無鉄砲で自由気ままな性格の魅力だけでなく真剣に周瑩を好きになり彼女に好かれようと懸命に努力していく様子は胸を打ちます。案外世の中にこういうキャラクター設定は少ないのではないでしょうか。
ところが周瑩は呉聘を思い続け呉家東院を盛り返したいみんなを守りたい意識が高いためもあってついに「寡婦の誓い」=もう誰とも結婚しないと公表してしまうのです。
沈星移はもちろん密かに周瑩を愛していた趙白石も衝撃を受けてしまいます。
その趙白石を好きになってしまった呉漪が得意料理で彼に告白をして趙白石が詩で返答していく下りは見ごたえありました。
さて物語はその趙白石と周瑩が念願の西洋式織物工場が開業日に暴徒たちに襲われすべてが破壊されてしまうというとんでもない局面を迎えます。
暴徒たちはこれまでの旧式の織物工場で働いてきた者たちでした。職を奪われ窮地に立たされた彼らは杜明礼が差し向けた手先のデマにそそのかされ周瑩たちの新工場を破壊すればもう西洋式はあきらめるだろうと暴れたのです。
驚いた周瑩は工場を守りたい一心で暴徒を止めようとして襲われてしまいますが彼女に覆いかぶさったのが沈星移でした。
暴徒に叩きのめされた沈星移はあばら骨を折る重傷を負ってしまいます。
その知らせを聞いた沈星移の祖母は怒り呉家に乗り込んで周瑩をみだらな寡婦と罵ります。
以前ふたりの叔父たち(西院・中院)に「寡婦の誓いを立てよ」と命じられ断った周瑩でしたがこの事件で決意をするのでした。
「寡婦の誓い」でもう誰とも再婚しないと発表した周瑩に沈星移と趙白石は驚き悲嘆します。
しかも沈星移は父親から「杜明礼の命令から逃れたくば名家の令嬢と結婚せよ」と告げられ強く拒絶します。
沈星移は強くなりたいという決意を持って上海へと旅立つのでした。
「一生再婚はしない」と誓いを立てる周瑩に「一生かかってもお前と結婚する」という誓いを立てた沈星移が感動でした。
どちらにしてもこのままでいれば杜明礼とその主人・載漪貝勒の支配下にいるしかありません。人の支配下にいるのが耐えられない沈星移はそれを乗り越える力を持つしかないのです。ぜひ頑張って欲しい!杜明礼に負けるなー。(とは言え杜明礼も泣けるんだけども)
そして資金繰りに困った周瑩は株を呉家の使用人たちに売ることにします。
つまり株式会社になるわけですね。
これは面白い展開になってきましたよー。ずーっと面白いばかりですが!