ガエル記

散策

Amazon Prime Video

『ワールドトリガー』アニメ

『ワートリ』先日ヤンサンでお題目になっていたので視聴してみています。 なんだろう・・・絵柄的に嫌ではないしなんとなく反感も持たないのですがいきなりわしづかみにされて入り込む、という感覚がまったくない。 とはいえ嫌悪はないし多くのレビューが最…

『いわさきちひろ~27歳の旅立ち~』海南友子

私はつい先日までの長い間いわさきちひろ氏のあまりにも綺麗な子どもの絵に疑問を持っていて好きではありませんでした。 純真で穢れなく激しい感情を出さない無表情なこどもだけがちひろ氏の理想として選択されているのかと感じていたのでした。 そしてこれ…

劇場版『Gのレコンギスタ 』Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 富野由悠季

アマゾンプライムに『Gのレコンギスタ劇場版』があったため鑑賞。 TV放送当時「おもしろくない」などという批判がかなりあった記憶があります。ファースト世代ほどその傾向があったようです。 私は思いきりファースト世代しかもリアルタイム鑑賞していた筋金…

『7月4日に生まれて』オリバー・ストーン

観てて当然という感じなのですが何故か気持ちが起きずに来て今回初鑑賞(忘れてしまっただけかもですが)です。 それでも最初の子どもたちの場面でもう何かの反感が起きて何度もやめてしまったという、何故こうも観たくないのか。奇妙な相性の無さがあります…

『背徳と貴婦人』シャルル・ド・モー

以前一度観た時は入り込めなかったのですが今回観ていてふと良さを感じてしまいました。 ネタバレしますのでご注意を。 フランス人画家アティレは清の皇后ウラナラを描くことを任じられる。 ウラナラは皇后でありながら皇帝の寵愛を受けることのない生活を送…

『オールド』M・ナイト・シャマラン

wowowでは明日(6月5日)初放送かな。一日早くアマゾンプライムにて鑑賞しました。 ちょい前にシャマラン監督作品を続けて観ていました。 どれもよくある題材のようでいて何故か惹きこまれて観てしまうという魔法使いのような演出法を持つシャマラン監督とは…

『パリピ孔明』四葉夕卜/小川亮 &アニメ

今頃になってはまっています。ちょろちょろアニメは観ていた?流していたのですがここにきてちゃんと観たくなり運よくコミック1・2巻が無料で読めたので(無料大切)目を通したところ一気に好きになってしまいました。どうやら私にはマンガのほうがわかりや…

『機動戦士Ζガンダム』劇場版ⅠⅡⅢ

何度観てもよくわからない『ゼータガンダム』今度は劇場版鑑賞です。 時々新しい(?)絵が入るのね。 その部分がとても丁寧な筆致なのが逆に引っかかってしまったりします。 今回特に気になったのはレコアさん、というよりレコアさんをもう一度観たくて再鑑…

『ベルサイユのばら』アニメ その4

少し前までは原作の繊細さがアニメでは反映されていないと疑問を持っていましたが回を追うごとにアニメスタッフ特に出崎統氏の思い入れが理解できた気がします。 ネタバレしますのでご注意を。 原作マンガ版ではオスカル、マリー・アントワネット、フェルゼ…

『ベルサイユのばら』アニメ その3

続けて観ています。 『ベルサイユのばら』が話題になる時はほとんどが前半のダンスパーティとアンドレとオスカルの愛の場面に限られているように思えますがもちろん本作の醍醐味は貴族社会の在り方に疑問を抱き始めたオスカルが華やかな近衛兵連隊長を辞任し…

『ベルサイユのばら』アニメ その2

エピソード24まで鑑賞。並行して原作マンガを読みついでに外伝『黒衣の伯爵夫人』まで読んだりしています。とはいえこの外伝も大昔に読んでいて強い印象を持っていました。 オスカルの美しさ気高さ、アンドレとの強い絆深い愛情に何度読み返しても涙があふれ…

『ベルサイユのばら』アニメ

あまりにも世の中がゲスすぎてせめてアニメやマンガで高潔な精神を観たくなり池田理代子作品に今更ながら溺れている私です。昔はまったく観ていなかったのですが。 特にオスカルの気高さ美しさは今の世にはもうあり得ない・・・・こんな精神を持って現在を生…

『マリといた夏』イ・ソンガン

すごく良いアニメでした。 ストレスがない。 普段テレビで観る日本のアニメはとにかくストレスが多くていちいち引っかかってしまうなにかがあって疲れてしまうのです。 美しくて心地よい。 線のない絵はなめらかでやさしい。 いつも日本のアニメで問題にしな…

『私の少女』チョン・ジュリ

また良い映画を観てしまいました。ペ・ドゥナはなぜこうも良いのか。少女の腕の細さが印象的でした。 いろいろな意味で刺さる作品です。 ネタバレしますのでご注意を。 まずは韓国の田舎の風景と人間模様に何とも言えない気持ちになりました。初めて感じたわ…

『ジェームズ・ボンドとして』

アマゾンプライム無料鑑賞期間が残り4時間を切ったようですのでお急ぎください。 2022/03/14で20時を過ぎました。 とはいえ映画自体を観鑑賞の方はご注意を。 ネタバレします。 偶然007を演じる前にダニエル・クレイグを好きになっていたのですがその原因…

『コードギアス 復活のルルーシュ』

既に『コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道』『コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道』を観終えてからの『復活』です。 実はⅡⅢを観て「これは罵詈雑言批評を書くことになる」と嘆息したのですが文字にする時間がなくそのまま『復活』を観ることになって…

コードギアス 反逆のルルーシュI 興道

もともとのテレビアニメファンからは手ひどい評価を受けていますが『コードギアス』初鑑賞(いや少しテレビ放送分も観たのですが)としてはとても面白く拝見しました。 もちろん美味しい部分がごっそり抜け落ちているのだろうな、と思えますしファンの憤慨も…

『クエシパン (Kuessipan)』ミリアム・ヴェルー

2019年製作カナダ映画です。 監督のミリアム・ヴェルー氏はたぶん白人女性でここで描かれているイヌーの一員ではないと思われます。 が、原作と共同脚本のナオミ・フォンテインはイヌーの女性で、監督は彼女の小説を読み感動して映画化にあたったと記されて…

『ガリーボーイ』ゾーヤー・アクタル

実を言うとそこまで大感動したわけではないのですがこれまで観てきたインド映画で一番しっくりきたことを記録しておこうと思います。 音楽にというよりも女性の描き方がなかなか良い、と感じたのでした。 主人公はヒップホップに夢中になる男性ですがそのガ…

『ヴィジット』M・ナイト・シャマラン

やっと普通に面白い映画にたどり着きました。といっても岡田斗司夫氏推薦で観たっていう実情ですが。さすがにその価値ありました。そしてマジでシャマラン監督追いかけてみようと今更ながら思い始めました。 以下ネタバレしますのでご注意を。 岡田氏のシャ…

『森蘭丸』小林桂三郎

1955年製作。八住利雄脚本。主人公森蘭丸を演じたのは中村扇雀(四代目・坂田藤十郎)織田信長は山村聡。 観たいと思う作品が何も見つからず、試しに観てもすぐ嫌気がさしてしまう中アマプラで偶然見つけたこのタイトルに「へえ?」と訝しさを感じながら観始…

『トップガン』トニー・スコット

あちこちで(山田先生と岡田さんですが)そのタイトルを聞いて観たくなってしまいました。 まったく内容を覚えていなかったのですが少なくとも今まで2回は観たようです。なぜならかつてブログ記事書いてたようなので。 feiyuir.seesaa.net この時はティム・…

『ジェーン・エア』シャーロット・ブロンテそしてオーソン・ウェルズ

なぜか突然『ジェーン・エア』を読みたくなりついでに1944年製作の映画も観てしまいました。 以下ネタバレしますのでご注意を。 以前エミリ・ブロンテ『嵐が丘』について書いた時に触れたでしょうか。 少女期どちらも面白く読みましたが私ははっきり『嵐が丘…

『進撃の巨人』アニメファイナルシーズン再鑑賞

『進撃の巨人』ファイナルシーズンー2が始まりました。もちろん観始めたのですが気になってファイナルシーズン1を再鑑賞します。 『進撃の巨人』のファイナルシーズンにあたる部分こそ他の作品にはあまり観ることのない諌山創世界の特色なのでは、と思えま…

『マネー・ショート』アダム・マッケイ

原題『The Big Short』邦題『マネー・ショート』では何の意味だかわかりません。邦題の酷さには慣れっこではありますがあまりにも酷い。せめて上の画像の著書のタイトル『世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち』にしていればよかったはすなのですが。…

『他人は地獄だ』鑑賞完了

凄まじく面白かったです。確かにこれを途中でやめるのは無理ですね。 ネタバレしますのでご注意を。 色々な意味でも凄い作品です。 こうした異常な連続殺人、という作品は世界中にそして韓国製にも数えきれないほどあります。 それらの特徴としてはいたいけ…

『時光代理人 -LINK CLICK-』 #02 秘伝のレシピ

二話目にして好きになりすぎて辛い。こんな気持ちになったのはいつぶりなのか。 なんでこんなに惹かれるのか、という謎ときをしたくもあるのですが観ていて嫌になる箇所がほとんどないのですよね。 主人公ふたりはもとより女性の描き方もとても良い、という…

『他人は地獄だ』

ドラマは時間潰しになってしまうので観ない主義なのですがつい気になってチラ見後はまり込みました。と言っても前回も連続アニメ観てしまったしなかなか良い映画が見つからないから仕方ありません。 ドラマのほうが面白い作品が多いのかもしれませんし、むし…

『天官賜福』鑑賞完了

サンランがシエ・リェンのことを「にいさん」と呼ぶのがなんか嬉しく心地よい。 (日本的には芸人のようでもあるけどw) イチャラブでありながら案外さらりとかわしていくのも良いです。 「兄さん」と呼び「サンランと呼んで欲しい」というかわし型BLという…

『天官賜福』 李豪凌

以前観かけてはいたのですが、思いきりファンタジーだったのでこういう類にはまるとキリがないと思いやめてしまいました。なにせ私は一時期江湖モノにはまりきってた過去があります。 しかし『時光代理人』で李豪凌監督に唸ってしまったのでこれはもう遡って…