ガエル記

散策

ドラマ

『ザ・クラウン シーズン3』

第6話「ウェールズ公」も好きな一話でした。 エリザベスの長男であるチャールズがイングランドの一地域ウェールズの大公となる前に3か月その地に滞在し勉強をする話です。 ウェールズはイングランドに支配された地域です。言語も違えば習慣も違うこの地域…

『ザ・クラウン シーズン3』

年齢が上がって配役が変わりもうつまらなくなっていくかな、と思っていたのですが逆に面白くなってきました。 4話はエリザベスの夫エディンバラ公爵フィリップの母親・アリス妃殿下のお話でした。 フィリップは幼い時離別した母親をずっと否定してきたのでし…

『ザ・クラウン シーズン3』Netflix

ついにシーズン3に入りました。ここから担当俳優が代わってしまうのでまずはそこで受け入れられるかどうかですね。 主人公エリザベス女王は今までの方が落ち着いているとはいえチャーミングだったのがかなり無表情でクールになってしまいます。 最初は戸惑…

『ザ・クラウン』シリーズ2 Netflix

シリーズ2一度観ていたつもりだったのですが、よほどながら見していたのか、まったく思い出せないのでまた観ることにしました。 ネタバレします。 ケネディ夫妻がロンドンを訪問するエピソードはさすがに記憶に残っていました。(もしかしたら以前にも記事…

Netflixオリジナル作品「呪怨:呪いの家」

話題の本作やっと観ることができました。宮台真司さんから聞いた解説もあって期待もしていました。結果、飛び抜けて大好きとは言いませんが非常によく考えて作られたドラマだと思いました。 話題になっていた頃、自分が見ているツイッターではかなりの悪評で…

『TRUE DETECTIVE』再再再鑑賞

また観てる。難しいからテキトウに忘れていてまた楽しめます。 オープニングからかっこよくて歌もよくて良い。 本作ドラマのラスト・コールとマーティン・ハートはどちらも善人とは言い難い人物ですが、だからといって単純に悪者なわけではない、こういうお…

『如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~』第八話~第十話

ネタバレしますので、ご注意を。 考えれば、ルーイ―たちが寒そうなのはじっと座ってなくてはならないからというのもありますよね。 なにしろ纏足で少し動くのも側女が手助けしています。すぐに足をマッサージしてもらっているのも歩くのがかなり大変だからな…

『如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~』第四話~第七話

紫禁城の年末はめちゃくちゃ寒そうです。 北京市の気温を調べてみると ja.weatherspark.com ドラマの中の夜の気温はきっと零下10度くらいでしょうからそりゃ凍えますわ。 日本の時代劇ではここまで寒そうにしているのは見ませんね。 ハイランを助けに行った…

『如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~』第一話~第三話

『如懿伝』観始めました。 観る前は好きになれるか、観続けていけるか、とも思っていたのですが観始めたら夢中になって観ております。 清朝の風俗は見なれないととっつきにくいかもしれません。男は辮髪で前頭部を剃っていますし(このころ日本は江戸時代で…

『グラスゴーの連続殺人鬼』

アマゾンプライムにて鑑賞しました。イギリスお得意の抑えた渋さのある脚本演出で非常に見ごたえあるドラマでした。 実話をもとにしたドラマで「伝説の刑事」と呼ばれたというウィリアム・マンシーを演じたダグラス・ヘンシュオールがとても良い感じでした。…

『宿命の系譜 さまよえる魂』アリス・トラウトン

全六話、鑑賞終了し、いま再鑑賞しております。続けて二度観るほど面白く、かつよく判らなかったせいもありますが。 それにしてもイギリスの映像制作者はこうした地道な日常風景の演出がなぜこうもうまいのか、と思います。 ホラーもSFもこうしたあたりまえ…

『宿命の系譜 さまよえる魂』鑑賞中

アマプラ、観たくなるものがとうとうなくなってしまいあれこれ試し見していたのですが、どうしても見つかりません。 そんな中でやっと消さずに観ていられるのがこちら。 BBC作品。エクソシストもの、でしょうか。まだ1話目なのですが、見ごたえあります。 カ…

私映画の半世紀 5

ずっとやっていこうと思っていましたが1990年代以降のランキングを見ていたらやる意味はないように思えてきました。 邦画はすっかりアニメランキングになってしまいますが、実写映画よりもクオリティが高いのですから当然のことです。日本の実写映画が良くな…

『アンダン ~時を超える者~ 』

www.amazon.co.jp アマゾンプライムにて鑑賞。吹替で観ましたが字幕もあります。 とんでもないことが起きた時に時間をさかのぼって出来事を変えてしまう、という話は数えきれないほどあるけどその発想自体は好きではないです。 しかしそれでも作品が作られて…

『ストレンジャー〜上海の芥川龍之介〜』

昨年末、芥川龍之介を松田龍平が演じるというので期待していたのですがこの前に放送された同じく松田龍平主演のNHKドラマがあまりに酷かったのでなんとなく影響して観るのが今になってしまいました。 が、こちらは期待以上に、というか予想したのと違った方…

『メンタリスト』シーズン7 最終章

とても好きで観続けてきました。アマプラで最終シーズンと気づいて観ています。 途中が抜けてしまったのかどうかはもうよく判りません。 始まりはCBIという架空の組織に属していた主人公たちがFBIという当たり前の組織の一員になってしまうというのも変な展…

大晦日

2019年最後の夜となりました。 令和元年最後の夜です。 今年は悲しい始まりでしたが最終日は穏やかな気持ちで閉じれそうです。 観ているのはスターウォーズエピソード3『シスの復讐』です。 一年の最後の日には今年観た読んだものの一番を書きたいとこ…

『歪んだ波紋』少子化になっても仕方ないなこれじゃ

少子化とは関係ない写真 NHKプレミアムドラマという物凄い肩書がついた『歪んだ波紋』について今朝がた「気持ち悪い」を連発しましたが、それだけじゃなくこのドラマを観ていると現在日本が少子化してしまう理由が如実に伝わってきます。 報道を題材にしたこ…

『歪んだ波紋』NHKドラマ

松田龍平主演ドラマと知って観始めました。 出だしから、それほど面白くない・・・・少し進んだら凄くなっていくのかと思い辛抱してとうとう今7話まで来たのですが進むごとに酷さが増してきてこの世の中にこれほど杜撰で無神経な脚本があるのだろうかという…

TRUE DETECTIVE/二人の刑事 シーズン3を観て

シーズン1も3回ほど観てやっと飲み込めてきたのだからこれも3回は観ないと無理なのかもしれませんが非常に面白いドラマでした。 時系列が交錯していく物語は大好きですし、しかも主人公が晩年というか次第に記憶障害になっていく、という設定もうまく作用し…

『いだてん〜東京オリムピック噺〜』

脚本/宮藤官九郎ですが、私はとにかく明治~昭和前期が舞台になるということで期待大でした。特に最近気になっている226事件が扱われているといいなというような関係ない部分に注目していたのですが、ドラマが始まってしまうと思った以上に面白く毎週楽しみ…

『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』シーズン2そしてシーズン3

シーズン3 シーズン2 TRUE DETECTIVE/二人の刑事シーズン1があまりに面白くてシーズン2に入りましたが出だしにつまずきどういうものか入り込めなかったので「結局1だけが面白いのかも」とあきらめて違う作品を探していたのですが気を取り直して飛ばして…

『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』シーズン1

今になって本作シーズン1の監督がキャリー・フクナガ氏という日系アメリカ人監督であると気づきました。 彼の作品には『闇の列車、光の旅』があり、2020年には『007』映画第25作目『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』が予定されているそうです。 さて本作ドラ…

『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』

そして今アマゾンプライムで鑑賞中なのは『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』です。 前に一度(もしかしたら二度?)観ているんですがなんか気になってまた観ています。 二人の刑事とかいうタイトルだとゲイ的な感じすらするバディもの、を感じますが本作はあまり…

『赤穂城断絶』深作欣二

少し前にテレビ放送で途中から観てあまりの面白さに最初から観たかったーと思っていたらアマプラに登場していて早速鑑賞しました。 なんだろう、この小気味よさは。 映画始まってすぐに殿中にて浅野内匠頭が吉良上野介に切りつける場面がありますが「度重な…

ふたつの『シャイニング』スタンリー・キューブリックvsスティーヴン・キング

テレビでまたもや『シャイニング』を放送していたのでついつい観てしまいました。 原作と大きく志(こころざし)が違う、ということでスティーヴン・キングから嫌悪を示されたキューブリック映画です。 これも考えていたら昨日まで書いていた『レベッカ』で…

『レベッカ』のレベッカと『ツイン・ピークス』のローラ 2

昨日の続きです。違う話になりますが。 誰からも心底愛されてしまう美しい若い女性。そして溺死体で発見される、というふたつの共通項はなかなかないのでは、とは思いますがだからといって『ツイン・ピークス』が『レベッカ』のパクリとは誰も言わないでしょ…

『レベッカ』のレベッカと『ツイン・ピークス』のローラ

人生にはいろいろなきっかけがあるものです。 先日ヒッチコックを紹介する番組の中で初期の作品『レベッカ』が出てきました。これは監督の渡米第一作作品で1940年の製作となっています。 実はこれ私、何度か見ようとしたのですがもともと原作小説が大好きで…

『ソドムの林檎〜ロトを殺した娘たち』廣木隆一

2度このドラマの感想を書こうとして中断しこれが3度目ですが、いまいち乗り気になれないのは結局このドラマの題材が「美醜にこだわる女」という事だと思います。 女というのは美醜で人生が決まると思っているけどそうではない、という論旨は正解なのかどうな…

『西部邁発言②「映画」斗論』佐高信、寺脇研

西部邁氏の本を読むのは初めてです。 お名前は聞いたことがあったけどそれくらいですし、申し訳ないのですが自殺の報道くらいしか知らないのですが、なんとはなしに手に取ってしまいました。 もちろん映画についての対談だということで興味が惹かれたのです…