ガエル記

散策

SF

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ロバート・ゼメキス

先日TV放送もされて再び人気を博している本作です。レビューを観ても大絶賛で「この映画を嫌いな人に会ったことがない」という文章を何度も見ました。加えてあの岡田斗司夫さんも本作の特集を配信されていて私も見たのですが「完璧な脚本によるめちゃくちゃ…

アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』

実はこのブログのアクセス解析で昨今ずっと困っていることがあります。 というのは 「銀河英雄伝説」田中芳樹そして旧アニメに限る というブログ記事がずっと上位を占めている、ということなのです。 いや、 「銀河英雄伝説」田中芳樹そして旧アニメに限る …

スパチャとエイリア

SF

youtu.be ひろゆきさんのYouTube配信を楽しみにしています。 ニートさんたち(?)の質問を考える間もなく次々と的確に深く答えていくのが「すげえなあ」といつも感心するのですが、この感じってあれかなあと思いました。 というのはかつて夢中で読んで『デ…

『炎と女』吉田喜重

アマゾンプライム+松竹にて鑑賞。初めて吉田喜重監督を知って今ちょっと興奮しています。 アマプラで+松竹無料期間がなければ観てもいなかったでしょう。それも木下惠介を観ようとして、だったのですが他にも何かないかと探して出会いました。 監督名も知…

『ペスト』カミュ その1

headlines.yahoo.co.jp 私は録画しておいたので今現在観ております。 尚且つこの放送後も読まないままだった本著『ペスト』をやっと読み始めました。 紙の本を待っていられないのでkindleで。 そして「100分de名著」を観る、という複合技を繰り出しています…

『三体』を聞き『風の谷のナウシカ』を観る

同時にはできませんが、現在やってることです。 『風の谷のナウシカ』アニメ映画の短い時間での物語なので観ていると思っていたより展開がバタバタ過ぎてせわしないものですね。 しかし内容にはやはり見入ってしまいます。 『風の谷のナウシカ』世界における…

『宇宙人ポール』グレッグ・モットーラ

よくこんな俳優さんいたなあ、と思ったらご本人がご本人の役でありました。 アマプラで鑑賞しました。タイトルは知っていて前から気になっていたのを今頃見つけて慌てて鑑賞。もうじき見放題が終了するので未見の方はお急ぎください。 仲良しイギリス人オタ…

コロナウィルスで世界は変わる

まさかこんな事態が起きるとは誰も思っていなかったのではないでしょうか。数人の予言者はいたのかもしれませんが他人が本気にするまでには至らなかったのです。 私は知識も考察力もありませんがそれでもこの「コロナウィルス」によって世界が大きく変わって…

『武器人間』リチャード・ラーフォースト

日本のポスターのほうが良いデザインなのは希少ですね。第二次世界大戦中、ソ連軍がナチスの占領地区で怖ろしい人体実験の施設を発見します。そこではフランケンシュタイン博士の末裔が行っていた武器と人間を合体させた最強の兵士が製造されていました。 ソ…

『アルカディア』アーロン・ムーアヘッド ジャスティン・ベンソン

幾つもの受賞をしている面白い映画なのですが、何が面白いのかさっと言えない面白さです。 詳しく調べたわけではありませんが本作監督のふたりアーロン・ムーアヘッドとジャスティン・ベンソン が主演も両人でこなしています。 ほとんどが孤立した小さな村で…

『A.I.』スティーブン・スピルバーグ

非常に変わった映画作品です。 いったいこの映画はなんなのでしょうか。 スタンリー・キューブリックのアイディアをスピルバーグが引き継いで作り上げた、という過程そのものが作品内容を分裂させてしまっっているのかもしれません。キューブリックの暗闇と…

私映画の半世紀 1

ハリウッド映画の一世紀という番組面白く観ています。 とにかく当時の様々な映画を褒めまくってるって感じなのですが、かなり納得して観てしまってるのはそれだけ自分がハリウッド映画を観て来たのだなと思い知らされます。 同じような企画で日本映画をやっ…

『プロメア』今石 洋之

DVDにて鑑賞。しかしこれは映画館での鑑賞推奨ですね。 物凄く楽しいであろう。 未だに公開上映されてもいるのですよね。思うに日本の映画でここまで映画館向けの作品ってそうそうないのでは。劇場鑑賞でなくてもそう思ってしまいます。 このアニメ作品の…

『クローバーフィールド/HAKAISHA』マット・リーヴス

初鑑賞です。映画館スクリーンで観たのならかなりの悪酔いするかもしれませんが私はアマプラでテレビ鑑賞なので楽しく観ることができました。 ネタバレです。 場所はニューヨーク。友人の送別パーティでビデオカメラでの撮影を頼まれて気軽に引き受け撮影し…

『アンダン ~時を超える者~ 』

www.amazon.co.jp アマゾンプライムにて鑑賞。吹替で観ましたが字幕もあります。 とんでもないことが起きた時に時間をさかのぼって出来事を変えてしまう、という話は数えきれないほどあるけどその発想自体は好きではないです。 しかしそれでも作品が作られて…

『ファンタスティック・プラネット』ルネ・ラルー

このアニメは観てみなければ説明などできないように思えます。 とりあえずは上の画像でとんでもないイメージの世界を描いたものとして想像してみてください。 ボッシュの世界をアニメにしたというような感じでしょうか。 おぞましく感じながらも人間という生…

『トータル・リコール2012』レン・ワイズマン

こちらもアマプラにあったので観ていますが、始まった途端惹きつけられたバンホーベン版と違って旨味が全部抜け出てしまったカツブシの如くで完全に流し見です。 前作はとても目が離せない凄さがあったのですが。 思うにユーモアというのは大変な持ち味であ…

『トータル・リコール』ポール・バーホーベン

実は初鑑賞です。話題になったSF映画なのに観ていなかったのは「シュワ主演?」ということで勝手に敬遠していたのですが、本当に悔やまれました。早く観るべき映画でした。 こんなに面白い映画だとは思っていませんでした。今頃になってしょうがありません…

『散歩する侵略者』黒沢清

今になってやっと観ました。私現在録画ダビング映画集中鑑賞週間になっています。 2017年公開なのですね。この映画を知らないでいたので今までずっと「日本映画はどうしてもSFを作れない」と思っていたのですが、これは素晴らしいSFでした。 SF、というとど…

『ヴィレッジ』M・ナイト・シャマラン

これは最初からネタバレになります、と書いておきますね。ご注意を。 いろいろな見方ができる作品だと思います。 まずはレイ・ブラッドベリを読んでいたなら(か、萩尾望都の漫画化作品を)本作が「10月はたそがれの国」の一編『びっくり箱』からのオマージ…

『デューン砂の惑星』フランク・ハーバート

持ってるのはこやつです 好きな小説を何度も繰り返して読む人間なのですが、このSFは特に何度も読み直しています。 『スターウォーズ』を観ているとイヤでも『デューン』を思い起こさせます。以前計画された映画化は頓挫し、リンチ監督の『デューン」は彼ら…

『最後のジェダイ/スターウォーズエピソード8』ライアン・ジョンソン

ep7『フォースの覚醒』にスターウォーズの破壊だとがっくりし脚本最悪ではと本シリーズに失望した私ですがep8『最後のジェダイ』は一転こちらはマジで面白いと思ってしまいました。 監督J・J・エイブラムスとライアン・ジョンソンの差異なのでしょうか。…

『フォースの覚醒/スターウォーズエピソード7』J・J・エイブラムス

エピソード7ここからは「新しいスターウォーズ」という感覚になります。事実ジョージ・ルーカスの手を離れディズニーカンパニーによって製作されていくことになるわけですね。 以前にチラ見はしていたのですが今回改めて鑑賞して思うのですがこれはもうはっ…

『ジェダイの帰還/スターウォーズエピソード6』リチャード・マーカンド

しかしこのポスターもよく見た記憶 むちゃくちゃ面白く楽しいなかにイウォークという可愛いヤツをぶちこみました。 ヨーダの可愛さも絶大です。 ネタバレになります。 それにしても皇帝の最期がポイ捨て、っていうのは侘しくて最高です。つまんでぽい。 当時…

『帝国の逆襲/スターウォーズエピソード5』アーヴィン・カーシュナー

新年になって三日目の早朝ですが普段と変わらないリズムで良い始まりをしていると思っています。 今朝は『帝国の逆襲』これはこのタイトルでOKですね。 大変おもしろくスターウォーズがシリーズとなっていく予感をさせます。 が、『新たなる希望』がSF作品以…

『新たなる希望/スターウォーズエピソード4』ジョージ・ルーカス

宣言通り『スターウォーズ新たなる希望』を観ていますが、オールドファンにとってこの作品は単なる『スターウォーズ』であって『新たなる希望』と書いてもなんのこっちゃです。 そして何度観たか判らないほど観ていますが、幾度観ても想像した以上に素晴らし…

『シスの復讐/スターウォーズエピソード3』ジョージ・ルーカス

2020年初の映画鑑賞は『シスの復讐/スターウォーズエピソード3』となりました。 数日前から「『スターウォーズ』シリーズは新しい時代の旧約聖書となる」説を謳っている私ですが『シスの復讐』はまさしくその名にふさわしい内容であります。 『スター…

『クローンの攻撃』スターウォーズエピソード2

そしてスターウォーズエピソード2の『クローンの攻撃』です。 ここに至ってはもうまったく観た記憶がありません。 スケールの大きさを感じさせる描写は幾つもありますがどうしても裏の物語というイメージがあり地味な印象になりますが、そんな感じを持つ物…

『ファントムメナス』スターウォーズ・エピソード1

はい。世間で最終章が公開されている折、1を観ていましたよ。 この映画は以前観たはずですがよほどぼんやり観てしまったのか、ほとんど記憶に残っていなかったのでした。 といってもところどころが記憶に残っていました。 本作『ファントムメナス』はスター…

『かぞくのくに』ヤン・ヨンヒ

最近こんなに夢中になって映画を観たことがない、というほど食らいついてみてしまいました。 監督自身の体験をもとに映画化したという作品なのですが、それだけに現実をざっくりと切り取って見せられているような生々しさがあります。 それはもっとうまい方…