ガエル記

散策

『闇の土鬼』横山光輝 再読 その3

なんだろうこの土鬼のリアルなかっこよさ。

ちょっととんでもない領域。

 

 

ネタバレしますのでご注意を。

 

 

土鬼は生きていた。

が、見回り役人の到来でまたも危機に陥るが和尚の機転で再び土中に埋められ逃れることができた。

 

一方霧兵衛は味方によって火鬼水鬼を失い自分自身も殺されるかの危険を脱した。

 

土鬼は悪夢にうなされそのまま和尚の寺から夢遊病のように迷い出てしまう。

力なく彷徨う状態を小役人に見とがめられるが無意識のまま逃げおおせる。

そしてまたも霧兵衛に救われたのだった。

 

回復した土鬼は霧兵衛に自分は無明斎を追う、と伝える。

土鬼と霧兵衛の関係が好きだ。対等のようでいてどこか霧兵衛のほうが慕っているのだ。

土鬼は七節棍を作り霧兵衛を相手に技を見せる。

ふたりは無明斎に勝負を挑み逆に追い詰められてしまうが(しかも無明斎は身代わりだった)土鬼の「絶対に生き延びる」という信念と霧兵衛の技を用いてここでも逃げおおせたのだった。

 

横山光輝の特徴のひとつはとにかく馬が美しいこと。少女マンガ的と言いたくなるほど馬が綺麗。

最初観た時から「なぜこんなに馬が優雅なのだろう」と思っていたのですが競馬が大好きでしかも馬主でもあったと聞いてなるほどと納得した。サラブレッドだったのだ。

後年馬体の小さな馬も描かれてたりもする。

 

土鬼は血風党の装束を身にまとい行動を共にして無明斎に近づく。

が、血風党四天王のひとり岸部左門に見破られ決闘することとなった。

 

 

しかし血風党四天王のひとり岸部も土鬼によって討ちとられてしまう。

この戦いの最後、土鬼は突如持病の左手が動かない症状に襲われとどめをさせずに去った。

無明斎は岸辺の今わの際に土鬼の弱点を知る。

 

霧兵衛は土鬼に追いつき再会するがうっかり血風党に捕獲されてしまい土鬼の居場所を聞き出されて殺されてしまう。

 

無明斎は部下を差し向ける。まだ左腕が動かない土鬼はさすがに思うように戦えず血風党についに捕獲され歌と共に斬り殺される寸前で無明斎によって救われるのだ。そして無明斎は土鬼に山に来て残る四天王三人とも戦えば勝負しようと言い出した。

 

無明斎の行動を咎める血風党たちは「駿河大納言が封じられた」ことを伝えられやむなく山へ戻ることを余儀なくされる。

 

土鬼は温泉場に行き左腕の養生をする。

そしてここで柳生十兵衛と再会。

十兵衛とその部下が無明斎と血風党退治に差し向けられたと知る。

土鬼はその前に無明斎と勝負をせねばならない。

 

雪山での戦いが始まる。

 

 

柳生十兵衛と土鬼の戦闘場面があるのだけどここだけがめちゃくちゃ色っぽくて読んでいられない。

これ実際じゃなくて柳生十兵衛の妄想なんだけどあんた何妄想してんの。

これ何のメタファーなのか。

いやらしすぎて我慢ならん。

メタファーでしょメタファーってやつでしょ。

それ以上はだめだ。