ガエル記

散策

歴史

『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』

三島由紀夫と東大全共闘の討論会はこの映画よりかなり前にYouTubeで観ていました。その後、それが映画化と宣伝されたのには驚きました。 ほぼYouTubeの内容に他の方のコメントを入れて編集されたものです。見やすいしわかりやすくなっていますがとても不思議…

『THE COCKPIT』アニメ 松本零士原作

アマゾンプライムにて鑑賞。松本零士のいわゆる「戦場まんがシリーズ」から三話がアニメ化されたものです。 コロナウィルス禍は戦争に例えられます。今このアニメ作品がアマプラに追加されたのは偶然なのか、と考えたりします。 三作品で描かれているのはど…

『タイタニック』ジェームズ・キャメロン その2 キューブリックの『シャイニング』とつながっている?

今朝の続きです。 私はちらっと何回か観たかもしれませんが20数年ぶりに『タイタニック』をちゃんと再鑑賞して面白さをやっと理解できました。 ネタバレしますのでご注意を。 (キューブリック『シャイニング』のネタバレにもなります) ケイト・ウィンスレ…

『タイタニック』ジェームズ・キャメロン

地上波テレビ放送されて話題になっていました。私は「金ロー」は観なかったのですが久しぶりに観たくなって以前録画していた吹き替え版を引っ張り出してみました。 1997年公開時に映画館には行っていませんがレンタルかテレビ放送かで早いうちに観たはずです…

『月に咲く花の如く』その16

とうとう最終話まで観てしまいました。ほんとうにこんなに面白い連続ドラマは滅多にあるものではないと思います。 とても興味がある時代だったせいもありますがなんといってもヒロイン・周瑩の魅力にほれ込んでしまいました。 周瑩は実在の女性だったという…

『月に咲く花の如く』その15

前回「物語はここから」と書きましたがまさしく!歴史的な物語はここから始まり壮絶な展開となっていきます。 それにしても凄まじい面白さです。ここまで面白い作品というのは滅多にないのでは。 映画でやればあまりにもばたばたしてしまうでしょうし連続ド…

『月に咲く花の如く』その14

怒涛の展開で物凄く途中で切るのが困難でした。 ここから歴史的な物語になっていくのですね。 66話まで鑑賞。 ネタバレですのでご注意を。 周瑩は再び投獄され救助に走った沈星移も謀略で捕らえられ拷問を受ける。 沈家は莫大な金額を支払い、呉家も周瑩の命…

『月に咲く花の如く』その12

55話まで鑑賞。もう少し先まで観てから書こうかと思ったのですが、区切りがよく感動の回だったので記します。 ネタバレしますのでご注意を。 前回書きそこなった重要な話が。 周瑩の養父である周老四は亡くなる直前「お前は裕福な屋敷の前で拾ったのだ」と言…

『月に咲く花の如く』その11

52話まで鑑賞しました。 ここにきて初めて物語と脚本に疑問を感じてしまいました。ドラマにはありがちなことではありますが。 ネタバレしますのでご注意を。 問題は51話です。 ここで周老四が呉家東院から出て旅立ちたいと言い出します。周老四は自由な人な…

『月に咲く花の如く』その10

正直言ってレビュー書いてる時間がもったいない。つか途中で切れない。 前回レビューで「胡咏梅が出てこないねー」と思っていたら今回はヒロイン並みに活躍です。 ネタバレしますのでご注意を。 しかも悲劇のヒロインです。 洋布織物工場を再建した周瑩を再…

『月に咲く花の如く』その9

46話まで鑑賞。 ネタバレしますのでご注意を。 このドラマの見ごたえの一つは彼、沈星移ですね。 始めは周瑩の夫・呉聘に比べなんとむかつく若旦那であるかと呆れましたが回を追うごとに成長していきます。 最初から凄い女性だった周瑩よりも成長度は大きい…

『月に咲く花の如く』その8

ネタバレしますのでご注意を。 ところでこのドラマに出てくる男性で私が一番好きなのは周老四です。 見かけもですが人格といい知識といい物凄く感心します。女性では周瑩ですから周親娘にぞっこんなわけですw ふたりの明るいたくましさ軽やかな根性、という…

『月に咲く花の如く』その7

この時の春杏ちゃん、すごい美人ですね。 エピソード36までやってきました。全話の半分ほどでしょうか。長すぎだわーと思っていたのが半分まで観てしまいました。なんだか逆に観るのが惜しいですw ネタバレしますのでご注意を。 とにかく波乱波乱の毎回で…

『一度きりの大泉の話』萩尾望都 その2

もう少し続けます。 ネタバレしますのでご注意を。 先に書いた文章の中で私は「萩尾望都氏は『十年目の毬絵』で無意識に自分の思いと願望を描いてしまったのだろうか」と書きました。 とはいえ『十年目の毬絵』は1977年にビッグコミックオリジナルに掲載と書…

『月に咲く花の如く』その6

27話鑑賞中。ネタバレしますのでご注意を。 いや面白いです。 東院を立て直すためにケシを栽培して阿片で儲けようとした周瑩ですが、目をかけていた老人夫婦が阿片のせいで亡くなった事件で育ったケシをすべて焼却してしまいます。 ケシの収益がなかった周瑩…

『月に咲く花の如く』その4

今回マジでネタバレですのでご注意を。 まさかまさかの・・・・。 いや確かにあまりにも呉聘がかっこよすぎ優しすぎ最初からふたりイチャイチャし過ぎでこれじゃもうハッピーエンドと同じじゃないか、と思ってはいました。なのでもう観る必要ないかなとも。…

『月に咲く花の如く』その3

さすがにもうやめよう、と思っていたのに周瑩の養父が面白すぎてやめそこねた。はっきり言って共演している俳優さんたちも感心して観ている気がするよ。 あの立ち回りは生半可な役者ではできないのではないでしょうか。 この繰り返しでやはり離れることがで…

『月に咲く花の如く』その2

観始めてすぐとんでもない事件が発生しどうなるかと気をもんでいったん収まったのでもうここらで観終わってもいいかな、ちょっと退屈になってきたかもと思いつつ少し先に進ませたらまたもや意外な展開が始まりました。 これが面白ドラマの手口というやつか。…

『月に咲く花の如く』

アマゾンプライムとうとう観たいものがなくなって(というか見つけられなくて)困ったことに。ドラマは敬遠したい私ですがとりあえずいくつか試し見していたのですがやはりぴんと来ない。 そんな中で出だしから面白く思えたのがこのドラマ『月に咲く花の如く…

『アニメーションの女王たち』ナサリア・ホルト

ディズニーの世界を変えた女性たちの知られざる物語 というキャプションが本書を説明しています。 1934年にビアンカという女性がウォルト・ディズニーに手紙を送ります。その後の面接でウォルトは彼女の才能を認めビアンカはディズニースタジオシナリオ部門…

ドラマ「スパイの妻」

映画だと思って観始めました。映画にしては(しかも黒沢清の)軽い映像だなあと思いながら。やはり映画とテレビドラマは何か違いますよね。 しばらくして「ん?やっぱり違うのか?」と思ったらなんとテレビドラマ版があったのですね。 ずいぶん早いテレビ放…

人は何のために生きるのか

以前何の番組だったかも忘れてしまったのですがテレビ放送で(たぶんNHK?) 「人はなぜ生きるのか」「なんのために生きるのか」 という問いかけをしているものがありました。 尋ねられたのはふたりの小学生くらいの兄弟でした。お兄ちゃんのほうは「そんな…

ダニエル・イノウエ氏の話

これ酷いなぁ pic.twitter.com/p208GWcqqn — Tsunehisa Nakajima / AAPI (@carlostsune) 2021年4月12日 今朝このツイートを見て驚きました。 ツイートをされたTsunehisa Nakajima / AAPI氏はその後続けてこの内容が虚偽ではない証拠を挙げておられます。 安…

『コンタクト』ロバート・ゼメキス

何度も観ている作品です。 最初観た時はあまり良さがわからずにいたような記憶があります。 しばらく間を置いて観返した時突然その面白さに気づき慌てました。 それからも何度か観て今回再々再再度観てこの素晴らしい映画をなぜもっと世界は騒がなかったのか…

『金日成の子供たち』キム・ドギョン

アマゾンプライムにて鑑賞。ドキュメンタリー映画です。 アマプラで偶然見つけての鑑賞でした。 非常に質の高さを感じさせるドキュメンタリー映画です。 大きな感動を覚えたにもかかわらず「事実なのだろうか?」という疑問が湧いてきてしまったのも正直な気…

『戦火のナージャ』ニキータ・ミハルコフ

前作『太陽に灼かれて』は未見ですが引き込まれて観てしまいました。 あまり観る機会のなかった独ソ戦作品です。 冒頭のスターリンエピソードからして奇妙に怖ろしくぞわぞわしました。この共産圏独特の恐怖は耐え難いですがそれを弾圧する派も恐ろしいです…

『田辺聖子の今昔物語』田辺聖子

『今昔物語』十二世紀頃成ったといわれる膨大な説話集である。三十一巻(うち、八・十八・二十一の三巻を欠く)から成り、天竺(インド)・震旦(中国)・本朝(日本)の三部に分かれている。仏教説話や世俗人情をテーマにした、一大短編集である。 と冒頭に…

『ムーラン』馬楚成(ジングル・マ)

アマゾンプライムにて鑑賞。無料期間終了が迫っていたので慌てて鑑賞しました。本作は日本の一般では未公開だったとのこと。 『ムーラン』は昨日観て大感動の『スタンドアップ』監督ニキ・カーロもディズニー製作で映画化していますからそれも観たいものです…

『 スタンドアップ』ニキ・カーロ

wowowオンデマンドにて鑑賞。2005年製作映画でシャーリーズ・セロン主演という華やかさでありながらまったくタイトルすら知りませんでした。 もちろんそれは私が「知らなかった」というだけの話ですがもう少し話題になってもよさそうだと思ってしまいます。 …

『青天を衝け』NHK大河ドラマ その2

『青天を衝け』ほんとうにめずらしく日本ドラマに感心しています。 大河ドラマは基本戦国時代の武士を主人公にしたものになりがちなわけですが今回の渋沢栄一はかなり豊かであるとはいえ農民でしかも米作に向かない土地の為に藍玉作りを主とする農家の生まれ…