韓国俳優さんはみんな背が高いなー。ソン・ガンホも大きいけど若いやつさらに高いとは。
韓国映画スイッチが入ったのでイ・ジュニク作品終わったけど続けて観ることに。
こちらはソン・ガンホつながりというべきかもですが冒頭でピーターと英語で話していた記者はチョン・ジニョンですよね。映画は観始めると少しずつ知った顔が増えてくるのが嬉しいです。
まあ、ソン・ガンホが出ているだけでも見ごたえが出てしまう、というのはあるのですが尚且つ非常に面白い作品でした。
1980年韓国光州市で起きたクーデターとデモ事件を描いた作品なのですが、主題は人々の深いつながりというかこれでもかというほど押し寄せる人情の嵐です。
とても恐ろしい話のはずなのに印象に残るのは溢れる愛情です。韓国の人は思いやりがあると聞きますが光州になるとソウルの人間が驚くほど人情味があるという話になって「まじか」となっていきます。ちょっとやりすぎの感があるアクションシーンも熱い人情だからこそという設定です。こんなにも思いやりのある人々がガンガン登場してくる映画は観たことがありません。その分軍隊が冷酷なのですけど中には良い人もいたりするのですよこれが。
熱い心があるばかりに悲しい思いもありますが日本社会のあまりにも寒々とした冷たい関係ばかり見せられていると世の中にはこんな温かい心を持った人たちがいる場所もあるのだなと驚きます。映画とはいえ。
その分、軍隊が怖いのですが。
最後に実際のピーター氏(ヒンツペーター氏)が現れてこれもまた心温まる話をされるのですが彼はほんとうにピーター氏を見たのでしょうか。
でもこの映画の通りならこのままでもいいのかもしれませんね。