ガエル記

散策

2021-01-01から1年間の記事一覧

『リバーデイル』Netflix

シリーズドラマは時間を食うからはまりたくないのだけど「山田玲司のヤングサンデー」でおっくんが絶推ししていたのが気になって今までなかなか加入すらしなかったネットフリックスで鑑賞する羽目になってしまいました。 しかし『ツイン・ピークス』を土台に…

『THE BOYS』シーズン2まで鑑賞完了

シーズン2まで鑑賞完了しました。 結果、なんでしょうか。虚しさを感じています。とても興味深く飽きさせない作りでしたが、答えとしては「この争いから離れていきることが幸福なのだな」としみじみ思います。 むろんそういう意味でも最後にヒューイが決意…

『THE BOYS』

話題となって長い間気になってはいたものの「ヒーローもの」を今更観るのが剣呑だしなと手を出さずにいました。 「山田玲司ヤンサン」で絶賛されていたのでそれでも躊躇ってはいたけどとうとう手を伸ばしてしまいました。それでもさらに冒頭少し観て「やっぱ…

『たちあがる女』ベネディクト・エルリングソン

良い映画と巡り合えました。ほとんどまったく観ることのなかったアイスランドの映画ですが、こんなにも面白く楽しく深く考えさせてくれる作品があるのですね。 主人公女性の気持ちに寄り添って画面に演奏家やコーラス隊が登場し音楽を奏で歌うという演出もと…

『詩人の恋』キム・ヤンヒ

前情報なしに何となくタイトルに惹かれてwowow録画で観ました。なんと主人公がヤン・イクチュンだったとは。『息もできない』でめちゃ好きな顔だったのに最後まで気づかなかったのでした。しかしなぜか太ったこの顔も好みだったので根本的に私はイクチュンの…

『私の名はパウリ・マレー』ジュリー・コーエン, ベッツィ・ウェスト

1910年に生まれたパウリ・マレーは黒人であることで人種差別を受け、女性として生まれたことで性差別を受け生涯にわたってそれらの差別と闘い様々な功績を残しながらもあまり語られてこなかった存在でした。 むろん私はこのドキュメンタリーで初めてパウリの…

『機動戦士Ζガンダム』富野由悠季  再々再鑑賞終了

それでもきちんと観終わったとは言えませんが。 結果、戦争というものは何の価値もないのだと確認しました。 特別な力もない方がお得です。 幸せになろうという道すじを目指さなければ幸せにはなれないのですね。 パプテマス様もハマーン・カーンも幼児期に…

『機動戦士Ζガンダム』の女性たち

Ζガンダムの見どころは様々な女性たちだというのは誰しも認めるものでしょう。主人公カミーユ自身可愛らしい容貌で女性の名前が付けられているというのがコンプレックスの少年なのですがこの少年カミーユに次々と個性的で魅力ある女性たちが絡んでくるという…

『王様ランキング』第3話まで その2

ちょっとだけ続きを。 ネタバレしますのでご注意を。 第3話までだけでもこの作品はかなり他の作品と特に少年マンガとの違いを感じます。 少年マンガでは師弟関係はとても重要な物語となります。 見る目のある師匠が他の人からは軽く見られ馬鹿にされているよ…

『王様ランキング』第3話まで

なんか随分前からこのアニメの宣伝を見かけていた気がします。正直あまりにも主人公のルックが突拍子ないしこれで面白い話が作れるの?と思っているとさらにいろいろな賛辞の評が入ってくるのですがそれでもいまいち疑惑の中鑑賞し始めました。 第1話2話とそ…

2021衆院選 変化したと感じました。

2021年衆議院選挙終わりました。 結果、かなり変化はあった、と感じました。 いつも大変動、を期待をしながら何も変わらないことにいら立つしかないし今回も相変わらずの自民党過半数でしかも維新が急激に拡大してしまったことは予想どおりとはいえ落胆して…

『機動戦士Ζガンダム』富野由悠季

『機動戦士Ζガンダム』TVシリーズ鑑賞中です。初ではなく何度めかの再鑑賞です。 とても面白いのですがなにしろ長いので大変です。その分楽しみも続くわけですが。 私はファーストガンダムが好きで『ゼータ』になって離れてしまったクチですが今観なおしても…

『アメリカン・ビューティー』サム・メンデス

初めての鑑賞のつもりでしたが以前観たような気もします。 そしてこの映画がゲーテの『ファウスト』だということに今回気づきました。 この映画は一度観ていたのでしょう。なんとなくそんな気もします。たぶんあまりにも気持ち悪く記憶から抹消してしまった…

白土三平さん 最高にかっこいいマンガだった

白土三平さんが亡くなられました。 89歳という年齢ですので他の多くの漫画家さんのような早逝とまでは言われなくてもやはり悲しく思います。 私の子供時代はマンガ本は買ってもらえなかったもののアニメは観ていました。たぶん親の教育というよりマンガを買…

『お遊さま』溝口健二

以前冒頭のクレジット部分でフィルムの古さに恐れをなしてやめてしまっていたのですが中に入ってしまえばなんということなく鑑賞できました。同じような方は一歩入れば大丈夫です。 現在日本映画では考えられないほど豪奢裕福な映像でした。 モノクロームで…

『悪魔のいけにえ 公開40周年記念版』トビー・フーパー

今となっては『テキサスチェンソーの虐殺』のほうが良さそうに思えます。 1975年日本公開なので当時でも観れたはずですがさすがに怖そう過ぎて未見のままになり後年「破格の名作」という称号がつけられてから恐々観ました。 確かに評価される出来栄えだと思…

『ボヘミアンラプソディ』クイーン

音楽が足りない。生活に音楽がなさすぎる。 あまりにもミュージック不足すぎて死にそうになってとりあえず『ボヘミアンラプソディ』聞いた映像も見た。 今という世界は音楽が少なすぎるよね。 andフレディが足りない。 急ぎ吸引。

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』富野由悠季

富野ガンダムはねとにかくストレスがないのが嬉しいのです。 「男どうしの・・」とか時々出てきますがそれがまったく大したことでないくらいジェンダー感覚が他の日本製アニメと違いすぎる。 こんな立派な見本があるのになぜ他の作品は見習わずに来たのか、…

『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』古橋一浩

そしてここへ。 一回二回?観てはいるのですが再々鑑賞。 安彦良和キャラクターデザイン原案もあってファースト派にはやはり嬉しい一作です。 『スターウオーズ』が様々な賛否を呼ぶように『ガンダム』シリーズもそうした議論が絶えない作品です。ファースト…

『機動戦士ガンダムNT』吉沢俊一

先日観た『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が良かったので続けてこちらも鑑賞。 あまりの面白さに『ハサウェイ』がややかすれて思えるほどでした。 本来のガンダムシリーズというのはこちらの道なのではないかとすら思えるほどです。 とはいえレビュー…

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』村瀬修功

主人公ハサウェイがブライト・ノアの息子という触れ込みはさすがに往年の『ガンダム』ファンには抗い難い価値観での鑑賞となりました。 結果ここまで良質な作品になっているとは思いませんでした。 ガンダムシリーズは常におおかたの日本製アニメの枠外を走…

『帝銀事件 死刑囚』熊井啓

かなり前から観たいと思いながらなかなか機会がなくやっとアマゾンプライムで観ることができました。 熊井監督作品は幾つか観ているのもあって期待はしていましたが想像以上に恐ろしい迫力の映画でした。 事件の推理などはできようもありませんが昭和23年(1…

『ジョゼと虎と魚たち』犬童監督版鑑賞挫折

ちらりと報告。 田辺聖子著『ジョゼと虎と魚たち』に感動しタムラコータロー監督アニメ版にも感激し続いて犬童一心監督版をしばらく見続けたのですがどうしても辛抱できず挫けてしまいました。 比較をするための研究鑑賞と思ったのですが我慢の許容量を超え…

『ジョゼと虎と魚たち』タムラコータロー

アニメ版『ジョゼと虎と魚たち』 思いがけぬきっかけで観ることになってしまったアニメ作品でした。それがなければ観なかったかもしれないと思えばどこでどんな巡りあわせがあるかはわからないものです。 今観終えたばかりでの勢いで少し書きたいのですが素…

『ジョゼと虎と魚たち』田辺聖子

突然この小説を読むことになってしまいました。短編集の中の一遍で驚くほどに短い小さな作品なのです。 事の発端はネットでこの小説を原作としたアニメ映画についての批評を読んだことでした。 それは自身も障害者であると記されている方がアニメ映画を観て…

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』

wowowにて鑑賞。 フェミニズムがまた大きく語られている時に観ると特に面白く興味深いドキュメンタリーなのではないかと思います。 ツイッターなどのSNSもあって社会で起きる様々な事柄に様々な人の評価が伝播していきます。 地方の一女性が自分の意見を公に…

『少女革命ウテナ』ラスト

ラスト2話には世界における男性女性のシステム=からくりが劇的に示されています。 観ているのが辛いほどです。 これを観た男性はどう思うのでしょうか。声が聞こえてくるように思えます。 「これはお姫様と王子様の物語に過ぎない。だが俺たち男の大半は王…

『少女革命ウテナ』何度目かの鑑賞

幾原邦彦作品を遡っていたのでやはりこれを観ないわけにもいかずいったん観始めると止めるわけにはいかなくなってしまったのでした。 1997年製作放送の連続TVアニメなのですから今とは感覚が違うと書きたいところですが25年近く経ってもそこまで差異は感じら…

『 Sonny Boy 』夏目真悟 再鑑賞&再考察 その7

再鑑賞も最後になってしまいました。なんだろう。二倍の寂しさになってしまったような。 それでももう一度確かめてみてよかったです。 やはりいろいろ見落としているものです。 ではネタバレしますのでご注意を。 第11話「少年と海」 この見出しタイトルはヘ…

『 Sonny Boy 』夏目真悟 再鑑賞&再考察 その6

第9話「この鮭茶漬け、鮭忘れてるニャ 」第10話「夏と修羅」いきます。 正直ここはかなり複雑に感じられててあまりよくわからないのです。 むしろ感覚を信じたほうがいいのかもしれません。 ネタバレしますのでご注意を。 第9話「この鮭茶漬け、鮭忘れてるニ…